Round 1

White　　 Black

真鍋　1-0　吉田　　　

末次健0-1　篠田　　

坂井　1-0　熊坂

古瀬　0-1　三村　　

林　　1-0　新　　　

東　　0-1　高田　　

神田　1-0　農中　　

田中　0-1　ジン

Bye 末次由

 

Round 1 終了後

Points

1　真鍋、篠田、坂井、三村、林、高田、神田、ジン、末次由 

0　吉田、末次健、熊坂、古瀬、新、東、農中、田中

 

［戦評］

開幕戦はレーティング上位の選手と下位の選手が対局。

それぞれ実力を見せて、上位の選手が全て勝利した。

組み合わせによるByeは1勝扱いとなり、末次由に1ポイントが与えられた。

 

 

Round 2

White　　 Black

高田　0-1　真鍋　　

篠田　1-0　林　　　

ジン　0-1　坂井　　

三村　1-0　末次由

吉田　0-1　神田　　

新　　0-1　末次健　

熊坂　1-0　東　　　

農中　0-1　古瀬　　

Bye 田中

 

Round 2 終了後

Points

2　真鍋、篠田、坂井、三村、神田

1　林、高田、ジン、末次健、熊坂、古瀬、田中、末次由

0　吉田、新、東、農中

 

［戦評］

1勝同士の対局は、いずれもレーティング上位者が勝利。

敗れた選手と下位の対局で勝利した選手とが中間でひしめき合う状況になった。

誰が抜け出すか分からない展開で後半へ突入。

 

 

Round 3

White　　 Black　　

真鍋　1-0　三村　　

神田　1-0　篠田　　

坂井　1-0　高田　　

林　0.5-0.5 熊坂　　

末次由0-1　ジン　　

末次健1-0　田中

古瀬　1-0　新　　　

東　　0-1　吉田　　

Bye 農中　　　　　 

 

Round 3 終了後

Points

3　真鍋、坂井、神田

2　篠田、三村、ジン、末次健、古瀬

1.5　林、熊坂

1　高田、吉田、田中、農中、末次由

0　新、東

 

［戦評］

神田が上位の篠田を破るなど3連勝は3名となった。

2勝した選手も5名残り、上位争いを繰り広げている。

1局がドローとなり、得点の0.5点を分け合った。

 

 

Round 4

White　　 Black　　

神田　1-0　坂井　　

篠田0.5-0.5 真鍋　　

三村　0-1　末次健

ジン　1-0　古瀬　　

田中0.5-0.5 林　　　

熊坂　1-0　農中　　

高田　1-0　末次由　

吉田　1-0　新　　　

Bye 東

 

Round 4 終了後

Points

4　神田

3.5　真鍋

3　坂井、ジン、末次健

2.5　篠田、熊坂

2　三村、吉田、高田、林、古瀬

1.5　田中

1　農中、末次由、東

0　新

 

［戦評］

3勝同士の対局で勝ち抜けたのは神田。ランキング7番目からという驚くべき優勝だった。

同じく3勝の真鍋は篠田と接戦の末、ドローで準優勝となった。

2勝グループから抜け出したのはジンと、ジャイアント・キリングを果たした末次健の2名。

シード権獲得は3人となっており、真鍋と3位の坂井が獲得済みのため、繰り下げで4位のジンと5位の末次健に与えられた。

地元枠は九州在住選手の中で、ジン(熊本県)、末次健(佐賀県)の次点であった林(長崎県)が獲得。

九州チェス選手権で地元3名の選手がシード権を獲得できたのは大変光栄である。

 

※氏名は全て敬称略

文責：TD　末次健太郎

 

■優勝者インタビュー　＜神田大吾選手(茨城県)＞

 

Q.1　大会で優勝した率直な感想は？

A.1　驚きました。トシを取ると(もうすぐ66歳)何事にも驚かなくなりましたが、それでもやはり、驚きました(笑)

 

Q.2　後半のラウンド3と4は格上の相手に勝っていますが、その勝因は？

A.2　いずれもシシリアン・ディフェンスで、どちらも幸運の女神様のおかげです。ラウンド3は、スコットランドのGM、John Shawが「白がナイトをc6に置くのがこの形のポイントだ」と書いていたのを頼りに、その先がどうなるかは分からないまま(笑)、c6にナイトを進めたら、なぜか自然に優勢となりました。【局面図1】

ラウンド4は、終盤、互いに時間に追われながら、クイーンが盤上を飛び交う乱戦となり、たまたま「ブランダーを最後に指したのが私ではなかった」おかげで勝った、というラッキーなゲームでした。

 

Q.3　九州チェス選手権を全体的に振り返っての感想は？

A.3　広く美しい会場で、整然とした運営がなされ、たいへん快適な大会でした。大会中に参加者の一人とお昼ご飯に「ご当地グルメ」の久留米ラーメンを食べたりして、チェス旅を満喫できました。運営の皆様に篤く御礼申し上げます。どうもありがとうございました。

 

 インタビュアー：TD　末次健太郎(メール)